2012年05月08日 22時00分 公開
ニュース

クラウドERPにBI機能を標準実装、NECが機能を拡張NEWS

ERPにBI機能を実装する流れがクラウドERPにも波及した。分析機能の強化を求めるユーザーのニーズに応える形でNECは「EXPLANNER for SaaS」にBI製品のライセンスを標準搭載する。

[垣内郁栄,TechTargetジャパン]

 NECは5月8日、同社が提供するクラウドERP「EXPLANNER for SaaS」に、SAPBI(ビジネスインテリジェンス)製品である「SAP BusinessObjects」(BO)の1Named Userライセンスを標準で付けると発表した。提供は7月から。管理会計機能の強化を求める顧客のニーズに応える。同社の製造・装置業ソリューション事業本部 産業ソリューション事業部 EXPLANNER部 エキスパート 石渡通弘氏は、「SaaSのアプリケーションは常に進化するとの前提からBOを標準実装することにした」と話した(参考記事:老舗ERPがSaaSに、「EXPLANNER for SaaS」の新しさとは)。

 EXPLANNER for SaaSの1基本ライセンスに対してSAPの「SAP BusinessObjects Business Intelligence solutions」の1Named Userライセンスを標準で付ける。フル機能を利用可能で、加えてNECが開発した管理会計のダッシュボードも使うことができる。「管理会計の基本的な指標はすぐに見られる」(石渡氏)という。BOはEXPLANNER for SaaSが稼働する仮想マシン(VM)上で稼働する仕組みで「EXPLANNER for SaaSのデータをリアルタイムにBOに反映させることができる」としている(参考記事:インメモリ型DBやiPhone対応で「誰でも使えるBI」を目指した「SAP BusinessObjects BI 4.0」)。

画像 管理会計ダッシュボードの利用イメージ。プロジェクト別の実績を確認できる《クリックで拡大》

 BOのライセンスは有償で増やすことが可能。管理会計ダッシュボード以外の機能も利用できるが、その場合はユーザーの講習やシステム開発が必要になるケースがあるという。NECは管理会計の他に、販売管理や在庫管理、原価管理についてもダッシュボードを用意することを予定している。

 オンプレミスのERPに続き、クラウドERPでもBI機能を実装する製品が増えてきた。NetSuiteは既にBI機能を搭載。またセールスフォース・ドットコムは、ウイングアーク テクノロジーズを傘下に持つ1stホールディングスと資本提携し、クラウドアプリケーションとBIとの連携製品を開発する計画だ。

ITmedia マーケティング新着記事

news030.jpg

経営にSDGsを取り入れるために必要な考え方とは? 眞鍋和博氏(北九州市立大学教授)と語る【前編】
企業がSDGsを推進するために何が必要なのか。北九州市立大学の眞鍋和博教授と語り合った。

news022.jpg

「サイト内検索」ツール(有償版) 国内売れ筋TOP10(2021年7月)
サイト内検索(サイトサーチ)ツールは検索窓から自社サイト内のコンテンツを正確に、効...

news139.jpg

SNSの利用時間は77.8分、Instagram利用率は50%超え――Glossom調査
スマートフォンでの情報収集に関する定点調査。スマートフォンの利用時間は順調に増加し...