海外拠点での利用を想定して開発された「A.S.I.A GP」はグローバル対応機能を多数搭載する。新たにクラウド基盤「Windows Azure Platform」に対応し、さらなる迅速な海外展開を求める企業のニーズに応える。
今日、ERPの世界で最も注目されているキーワードと言えば、「グローバル化」だ。長引く円高に国内市場の停滞と、日本企業を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、拡大する新興国市場に活路を見いだそうと、製造業を中心に多くの日本企業がグローバル戦略を推し進めている。そうなると自ずと、ビジネス全体の中で占める海外拠点のオペレーションの割合は増えてくる。そこで必要となるのが海外拠点での運用に最適化したグローバル対応型ERPパッケージというわけである。
東洋ビジネスエンジニアリングが提供するERPパッケージ「A.S.I.A」(エイジア)は、そうしたグローバルERPの代表選手の1つだ。同製品はその名の通り、特に日本企業のアジアにおける拠点で採用されることが多い。また、製造業向けのソリューションに定評がある同社製品だけあり、製造企業における導入例がやはり多いが、実は導入企業の約4割は、卸売業や流通業など製造業以外の業種に属している。
A.S.I.Aには、2つの製品ラインがある。1つが「A.S.I.A GP」で、主に中小規模の海外拠点での利用を前提としている。そしてもう1つが、「A.S.I.A Hi-Line」。こちらは比較的規模が大きい海外拠点での運用に適した高機能型のERPパッケージだ。前者のA.S.I.A GPは、2010年に会計モジュールが初めてリリースされ、2011年12月に販売、購買、在庫管理の各モジュールがリリースされた比較的新しい製品だ。にもかかわらず、近年のグローバル化の流れを受けて、既に多くの企業で導入が進んでいるという。
東洋ビジネスエンジニアリング プロダクト事業本部 営業本部 営業3部 部長 三島良太氏は、海外に拠点を展開する日本企業にとって、これまでのERPパッケージは一長一短で、ニーズに的確にフィットする製品が存在しなかったと話す。
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