2012年06月20日 09時00分 公開
特集/連載

【徹底比較】遠隔バックアップサービスの初期導入・月額コスト18のサービスを紹介

万が一の災害・障害時に備え、重要なデータを遠隔地のデータセンターにバックアップするクラウド型サービス。本稿では、その導入・運用コストを比較する。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

クラウドサービスを利用したバックアップに関心が高まる

 IDC Japanが2012年6月に発表した『国内企業のデータ保護/DR対策の分析とクラウドサービスへの移行に関する調査結果』によると、国内企業のDR(ディザスタリカバリ)への予算は大企業中心に増加傾向にあり、遠隔地の拠点にデータを保管するデータセンターサービス/クラウドサービスに対するユーザーの認識は好転しているという(関連記事:BCP/DRの観点で導入が進むバックアップツール 読者調査で分かった利用状況)。自社で遠隔地にデータをバックアップする環境を構築するとなると、設備の投資コストや運用作業の負荷などが掛かる。だが、クラウドサービスを利用することで、それらの課題を解決することも可能だ。では、実際にどれくらいのコストが掛かるのだろうか。本稿では、初期導入費、月額利用料金を公表している18のサービスのコストを紹介する。

 遠隔バックアップサービスのコストを表に示した。料金体系は契約データ容量やバックアップを実行するエージェント、ネットワーク回線などの種類によりさまざまだ。

今回紹介したサービスのコストをまとめた比較表をPDFで提供しています。


月額基本料金と容量追加オプション

 多くのサービスが契約データ容量をメニュー化しており、月額の基本料金はそのデータ容量によって異なる。ブレーン・アシストの「B@ck-up」のように1Gバイトからのサービス(3060円、税込金額:以下同)もあれば、インターネットイニシアチブ(IIJ)の「IIJ GIOリモートバックアップ for NetApp」(10万5000円)、日立システムズの「クラウドバックアップサービス」(4万7250円)のように1Tからのサービスもある。また、追加オプションによって各社が定める単位でデータ容量の拡張が可能だ。データ容量の上限が設定されているもの、一定の容量を超えると料金が個別見積もりとなるサービスもある。

各サービスの最小・最大データ容量、個別見積もりによる容量追加
サービス名 最小データ容量 最大データ容量 個別見積もりによる拡張
リモートバックアップサービス(AGS) 20G 制限なし
リモートバックアップサービス ライト(BIGLOBE) 25G 100G
クラウドバックアップ for NetApp(CTC) 500G 制限なし
リモートバックアップサービス(JRシステム) 100G 制限なし
データ遠隔バックアップサービス(STNet) 50G 200G 200G〜
BroadCenterリモートバックアップサービス 100G 1T
RemorBa(共有タイプ) 10G 100G
IIJ GIOリモートバックアップ for NetApp 1T 制限なし
お手軽DRサービス 300G 制限なし 300G〜
FIT-CLOUDリモートバックアップサービス 100G 1T
クリプトリモートバックアップ 50G 1T 1T〜
Utilityz Remote Storage 500G 制限なし
NI+Cクラウド リモートバックアップサービス 1T 制限なし
クラウドバックアップサービス 1T 制限なし
Smooth Backup 100G 1000G 1000G〜
B@ck-up 1G 20G
TWIN NAS リモートバックアップサービス 800G 6T
リモートバックアップサービス 100G 制限なし

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