情報共有に必要な機能を豊富に備え、アプリケーション開発の容易さなど多くのメリットを持つ「IBM Lotus Notes/Domino(以下、Notes)」。だがバージョンアップの煩雑さから、サポートが終了しているバージョンのNotesを利用し続けている企業は少なくない。サポート切れを期に、運用保守コストの削減といったさまざまな理由から、Notesから他のグループウェアなどへの移行を検討する企業もあるだろう。
古いNotesから他システムへの移行は、どういった効果をもたらすのか。移行に当たっての注意点は何か。移行ではなくバージョンアップを選択する際のポイントは。本稿は、TechTargetジャパンに登録されたホワイトペーパーの中から、こうした疑問に答える3本をピックアップして紹介する。
Notes導入企業へ Notesからのリプレースを成功させるポイントを最新の事例を用いて解説
古いNotesから他のシステムへと移行することで、どういったメリットが得られるのか。本ホワイトペーパーは、Notes移行によって経営者、ユーザー、システム管理者が得られる具体的なメリットを説明。詳細はホワイトペーパーに譲るが、主なメリットを整理すると以下のようになる。
本ホワイトペーパーはこの他、Notesから他のグループウェアへの移行に踏み切った化学品製造業の事例も紹介する。従来はデータベースの乱立などにより、必要な情報を探すのが難しくなっていた同社。新システムへと移行し、必要なデータベースを絞り込んだり、従業員にとって必要な情報を自動的にポータルに配信するといった仕組みを設けることで、こうした課題を解決したという。
Notes移行に踏み切る際には、注意すべき点もある。本ホワイトペーパーは、具体的な注意点として以下の3点を挙げる。
また、Notes移行では、「グループウェア機能」と「業務アプリケーション機能」の2つの観点から考えることが重要だと本ホワイトペーパーは指摘する。その上で、1つのシステムではなく、利用実態に適した複数のシステムへの移行を推奨する。本ホワイトペーパーはこの他、実際の移行に伴う具体的な作業ステップなども掲載している。
Lotus Notes/Dominoアップグレード作業をスピーディで正確に成し遂げる秘訣とは?
当然ながら、他システムへの移行ではなく、最新のNotesへの移行も有力な選択肢となる。Notesは約2年間隔でバージョンアップを繰り返しており、Web化やスマートフォンからの利用などの機能拡張が図られている。バージョンアップで既存のNotesの課題が解決できる場合もあるだろう。
Notesから他システムへの移行を検討する理由がバージョンアップの煩雑さなのであれば、バージョンアップを容易にする手段があれば、無理に移行する必要はなくなる。では、Notesのバージョンアップを困難にする原因は何なのだろうか。本ホワイトペーパーは、Notesを利用して開発したアプリケーション(Notesアプリケーション)の改修が最大の原因だと指摘する。
本ホワイトペーパーは、Notesアプリケーションの改修期間を短縮する手段として、Notesのバージョンアップに伴って互換性が失われる部分をできる限り早く明確化することが鍵になると指摘。また、日々の保守作業の中に、バージョンアップに伴う互換性の検証作業を組み込むことで、作業の分散化ができると解説する。
今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、グループウェア製品導入時に参考となる技術文書や製品資料、事例紹介などを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。
面白い広告は記憶に残るが、ユーモアを活用できている企業は少ない――Oracle調査
ユーモアを取り入れたブランドは支持され、ロイヤルティーが高まり、顧客は再び購入した...
マクドナルドvsバーガーキング ネット戦略がウマいのはどっち?
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...
マーケターなら知っておきたい「Googleが次に可能にすること」 Google I/O 2022で発表の新機能まとめ
「検索」「地図」「ショッピング」他、Googleが年次開発者会議「Google I/O 2022」で紹介...