OSとアプリケーションを切り離す技術であるアプリケーション仮想化には、さまざまな製品が出回っている。前編では、Citrix XenAppの特徴とともに、最新バージョン6.5の機能を解説する。
仮想デスクトップインフラ(VDI)には多数の選択肢が存在する。各種のVDIソフトウェア製品、リモートディスプレープロトコル、ライセンス方式の違いがよく分からないという人もいるかもしれない。本稿では、VDIの管理者を悩ませている製品の選択という問題について解説する。
アプリケーション仮想化ツールはさまざまな製品が出回っており、その違いを理解する必要がある。
アプリケーション仮想化はOSからアプリケーションを切り離す技術であり、これによってIT部門は最も効率的な方法でアプリケーションを配信することができる。メリットはそれだけではない。「アプリケーションをインストールする必要がない」「パッチやアップグレードが容易」「同一OS上で異なるバージョンのアプリケーションを実行できる」といったメリットに加え、BYOD(私物端末の業務利用)が一般化した今日、アプリケーションのストリーミングによって、IT部門は多くの種類の端末にアプリケーションを配信することが可能になる。
アプリケーション配信ツールの主要製品としては、「VMware ThinApp」「Citrix XenApp」「Microsoft App-V」などがある。もちろん、各製品はそれぞれのベンダーの製品と最もうまく連係するようになっているため、例えば、「VMware View」を利用している企業であれば、ThinAppがベストな選択肢になるかもしれない。
本稿では前後編の2回にわたり、各アプリケーション仮想化製品の特徴、機能およびサポートに焦点を当てる。
ThinAppとApp-Vはアプリケーション仮想化機能を提供するだけであるのに対し、XenAppは総合的なアプリケーション配信システムである。XenAppあるいはXenDesktopを通じてライセンスを取得できる「Citrix Streaming」は、米Citrix Systemsのアプリケーション仮想化技術だ。
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