ITのコンシューマライゼーションにより、企業はアプリケーション戦略の再考を余儀なくされている。求められるのは、ユーザビリティが高く、変化に対応しやすいアプリケーションだ。
2013年11月初旬にニューヨークで開催されたフォーラム「Consumerization of IT in the Enterprise(企業におけるITのコンシューマライゼーション)」(以下、CITE)のスピーカーと参加者は、「組織は大手ベンダーから一体形のソフトウェアを買うしかなく、従業員がそれを使うしかなかった日々は終わった」と、口をそろえる。今では、エンタープライズアプリケーションは、ユーザーのモバイルアプリからヒントを得て、幾つかの、しかし非常によくできたユーザーフレンドリーなインタフェースから実行できる機能のみを提供する形態にシフトしている。
なぜか? 会社が支給したアプリケーションが期待に沿わなければ、従業員は代わりのアプリケーションを見つけられるからだ。
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