モバイルアプリの社内開発が頓挫、その時、中小企業が動いたレスポンシブサイトという選択

iPhoneなどのスマートフォン、モバイルデバイスの利用が広がり、一般企業でもモバイルアプリケーションを開発することが増えた。しかし、企業にはモバイル対応のレスポンシブサイトという選択肢もある。

2014年04月21日 12時00分 公開
[Christine Parizo,TechTarget]

 不動産会社の米8z Real Estateは2012年、デスクトップPCから物件リストを検索するユーザー数が伸び悩んでいることを受け、外出中の潜在顧客を取り込みたいと考えた。8z Real Estateには26人の従業員が勤務し、コロラド州とカリフォルニア州北部の不動産仲介人が90人所属している。同社は、物件情報をただ掲載するだけではない、独自の機能を備えたアプリが必要と考えていた。不動産物件を探している人には、地図機能とGPSが必要だ。だが、このモバイルアプリの開発は、構想するよりも実行する方がはるかに難しかった。8z Real Estateは半年間にわたり社内開発を試みたが、結局、サードパーティーの開発者を雇い、不動産物件検索アプリ「HomeSpotter」を完成させた。

 その結果はいかに? 8z Real Estateの創業者でCEOのレーン・ホーナンCEOによれば、2013年7月に「iTunes」と「Google Play」でHomeSpotterを公開して以来、5000人以上のユーザーがこのアプリをダウンロードしており、そのうち1000人近くがアクティブユーザーだという。

ガートナーイベント チケットプレゼントキャンペーン

2014年5月22日、23日の2日間、東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)で開催されるガートナー ジャパン主催イベント「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット 2014」のチケット(通常価格8万9000円)を5名様にプレゼントします。下記のサイトからご応募ください。


モバイルアプリか、レスポンシブサイトか

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...