米IBMは、米Appleとの協業の成果としてMDM製品の強化に乗り出す。Appleの「iOS」端末向けのアプリ一括購入を簡略化したいと考えているIT担当者は、状況を改善できそうだ。
米IBMは、米Appleの法人向けアプリケーション一括購入プログラム「Volume Purchase Program」(VPP)を使ってiOSアプリを購入するIT担当者の手間を軽減すべく、モバイルデバイス管理(MDM)製品「IBM MaaS360」の機能を強化する方針だ。
大量のライセンスを一括購入するIT管理者は、購入に向けて社内環境を整えるという課題だけでなく、ライセンスの配布や全社規模でのアプリの更新といった問題にも対処しなければならない。
IBM傘下の米Fiberlink Communicationsでカスタマープラットフォームサービス担当上級副社長を務めるジム・ザフランスキ氏によれば、IBMはMDM機能と一括購入管理機能を統合し、アプリ一括購入のプロセスを簡略化する方針だという。同氏はそれ以上の詳細については明らかにしなかったが、IBMとAppleの業務提携による製品が近く発表される可能性を示唆している。
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