SDN市場の“てっぺん”狙う 「OpenDaylight」ベースの新製品で勝負にトラフィック制御アプリケーションもリリース

「OpenDaylight」ベースの新たなSDNコントローラーを発表した米Brocade。オープンソースSDN市場のリーディングベンダーを狙う同社の戦略が反映された、新製品の実力を探る。

2015年09月28日 15時00分 公開
[Antone GonsalvesTechTarget]
画像 BrocadeのSDNコントローラー「Brocade SDN Controller」の製品紹介ページ

 米Brocade Communications Systemsは2015年9月、オープンソースのSDN(Software Defined Networking)コントローラーである「OpenDaylight(ODL)」の商用版をアップグレードし、ODLの最新版における機能改良を反映させた。SDNコントローラーは、ネットワーク構成や機器設定を集中制御するソフトウェアのことである。

 BrocadeはこのODL商用版を使い、SDNでスイッチやルーターからのトラフィックを効果的に制御できるように支援する2つのアプリケーションも併せてリリースした。同社はオープンソースSDN技術の主要プロバイダーを目指しており、今回のSDNコントローラーとアプリケーションのリリースは、この戦略を前進させる。

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