DaaSを災害対策に利用すれば、予備PCのプロビジョニングとメンテナンスをアウトソーシングすることで、コストとリソースを節約できる。
映画『ジュラシックパーク』では、不良社員がジョン・ハモンド氏のアミューズメントパークの電源を落とすと、コンピュータシステムが停止し、技術者は復旧させることができなかった。ハモンド氏が恐竜アドベンチャーランドを設計したときに、ディザスタリカバリ(DR)を考慮しなかったことは明らかだ。だが、DRのためにDaaS(Desktop as a Service)を採用すれば、IT管理者は同じ失敗を回避できるだろう。
従来のDR対策では、セカンダリサイトにステージング済みの一連のサーバとデスクトップを用意しておく。こうした対策が行われていれば、ジュラシックパークの惨事は免れたはずだ。だが、全ての基幹サーバとPCの複製を作成し、それらのメンテナンスとパッチ管理を行う資金がない企業もある。そこでDaaSの出番となる。DaaSはDRのために導入することが可能だ。災害・障害発生時に、クラウドでホストされた既存の仮想デスクトップをDRに使用するわけだ。
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