VMware環境に最適なDR製品の選び方 〜バックアップデータの遠隔地保管編仮想環境の事業継続製品 選定ポイント【第2回】

DR方式は3つに分類でき、各方式を構成するデータレプリケーションとグローバルクラスタにも複数の実装パターンがある。「バックアップデータの遠隔地保管」の実装パターン、製品選定のポイントについて解説する。

2014年09月09日 08時00分 公開
[木島 亮伊藤忠テクノソリューションズ]

 第1回「VMware環境のBCP/DR対策で陥りやすい失敗」では、災害対策(DR)の検討で陥りやすい失敗と、DRを構成する2つの仕組み(データレプリケーションとグローバルクラスタ)を解説した。

 まず、DRの仕組みついておさらいしよう。前回の繰り返しになるが、守るべきものはデータである。そのためには、「(1)バックアップデータの遠隔地保管」が必須となる。それに加え、リモートサイトに「(2)スタンバイ機」を用意し、「(3)プライマリデータのレプリケーション」「(4)グローバルクラスタ」を導入することで、リカバリ時間(RTO)を短くすることが可能となる(図1)。(1)は必須、(2)〜(4)はサービスの復旧時間を短縮するためのオプションと理解すると分かりやすい。また、復旧手順の概要については、「失敗しないVMware環境に最適なバックアップ製品の選び方(重複排除編)」のポイント3を参照していただきたい。

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