その差は思った以上に
「iPad Air 2」を愛する者は「Galaxy Tab S2 9.7型モデル」も愛せるか(1/3 ページ)
日本のユーザーにとってiPad Air 2のライバルはXperia Z4 Tabletだが、海外ではGalaxyタブレットを競合と認識している。そのGalaxy Tab Sに最新モデルが登場。米国人としては比べずにはいられない。
韓国Samsung Electronics(以下、Samsung)と米Appleは、真っ向から対抗するタブレットを販売している。Samsungが2015年7月に発表した「Galaxy Tab S2」の9.7型ディスプレイ搭載モデルと、Appleが2014年に発売した「iPad Air 2」は、ディスプレイサイズも価格もほぼ同じだ(ただし米国実売価格において)。だが、搭載OSがそれぞれ「Android」「iOS」であること以外にも、両者には重要な違いがある。それをこれから比較していこう。
Appleは最も人気のあるタブレットを作っており、Samsungのデザイン戦略は、柳の下のどじょうを狙うことにある。Galaxy Tab S2の9.7型ディスプレイ搭載モデル(以下、Galaxy Tab S2 9.7)は従来モデルとは異なり、画面の横縦比が4:3となっている。これはiPadの全モデルで採用してきた比率だ。このため、SamsungとAppleの最新の主力タブレットは、サイズも形もそっくりになってしまった。
持ち歩いて人前で使うから仕上がりとデザインは重要だ
Samsungは最新タブレットのボディデザインで“薄く軽く”することを重視した。ボディの高さ(スペック表としては高さだが、ユーザーの実感としてはボディの厚さ)はiPad Air 2よりもわずかに薄いだけだが、重さは明らかに軽く、そのため長時間持ちやすい。ただ、iPadは剛性に優れている。
Galaxy Tab S2 9.7の本体サイズは237.3(幅)×169(奥行き)×5.6(高さ)ミリで、iPad Air 2は240(幅)×169.5(奥行き)×6.1(高さ)ミリと、iPad Air 2が大きく厚いが、日常的に使うときにこの差はあまり目立たない。はっきりと違いが分かるのは、iPad Air 2よりGalaxy Tab S2 9.7が軽いことだ。無線LANとワイヤレスWANに対応するモデルでは、前者の444グラムに対して後者は392グラムにすぎない。
Galaxy Tab S2 9.7が軽い理由の1つは、ボディ背面がプラスチック製であることだ。iPad Air 2はボディパネルにアルミニウムを採用している。だが、いずれにしても、双方のタブレットは洗練した高級感のある姿をしている。なお、カラーバリエーションはiPad Air 2が「スペースグレイ」「シルバー」「ゴールド」をそろえ、Galaxy Tab S2 9.7が「ブラック」「ホワイト」「ゴールド」を用意する。
使い勝手に大きく影響するディスプレイ
Galaxy Tab S2 9.7はSuper AMOLED(アクティブマトリックス有機EL)ディスプレイを採用した。有機ELディスプレイは画面の各ピクセル自体が発光するので、バックライトが必要ない。このため、Super AMOLEDディスプレイは色が非常に鮮やかだ。また、Super AMOLEDディスプレイはiPad Air 2が搭載している従来のLCDより屋外で見やすい。
だが、この点を除けば、Galaxy Tab S2 9.7とiPad Air 2のディスプレイはほとんど同じだ。サイズは9.7型で解像度は2048×1536ピクセル。画面密度は264ppiとなっている。Super AMOLED技術の導入でディスプレイの使い勝手ではGalaxy Tab S2 9.7が上を行っている。とはいえ、大幅に違いがあるというほどではない。
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