GMOインターネット「ConoHa」、性能大幅改善の鍵はSDSとSSDストレージ専用OS「NexentaStor」でVPSからクラウドサービスに転身(1/2 ページ)

GMOインターネットが2015年5月にリニューアルしたクラウドプラットフォーム「ConoHa」。ストレージ基盤にSSDを全面導入してパフォーマンスを格段に向上させた。その取り組みを紹介する。

2015年11月17日 08時00分 公開
[富永康信ロビンソン]

 インターネット関連サービス事業を展開するGMOインターネットは、2013年に仮想化技術で専用の領域を低価格で利用できるVPS(仮想専用サーバ)サービス「ConoHa」(コノハ: Compute nodes with High flexible architecture)の提供を開始。低価格な料金体系と使いやすさなどから、多くのユーザーを獲得し順調にビジネスを拡大してきた。その一方でインフラの規模が拡大し、ユーザーのニーズも多様になったことでより高いパフォーマンスを望む声が多くなっていた。

 同社はそこで、ボトルネックとなっていたHDDのストレージ構成をSSD(ソリッドステートドライブ)に換装することでパフォーマンス強化を図ることにした。ネクセンタ・システムズ・ジャパンのストレージ専用OS「NexentaStor」を活用して、汎用サーバを追加して拡張するストレージ基盤に再構築した。

 GMOインターネットはなぜアプライアンス型のストレージシステムを採用せず、ソフトウェアのNexentaStorを選んだのか。その決め手となったリファレンスアーキテクチャとは何か。

ConoHaが抱えたシステムの課題とは?

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