「GitHub」でデータセンター運用を自動化、その活用例は?これを使わないのは損失大

「GitHub」はソフトウェア開発者に向けた共同作業のための総合ユーティリティだが、データセンター管理者にとっても、自動化スクリプトの作成やオープンソースコラボレーションに役立つ。

2016年01月22日 15時00分 公開
[Brad CaseyTechTarget]
GitHubは複数のメンバーが1つのファイルに対して共同でチェックを入れてその内容を改善するのにとても役に立つツールになる

 多くのソフトウェア開発が利用している「GitHub」は、データセンターの運用管理にも便利だ。GitHubと呼ぶ人が多い「Git」リポジトリ(分散型バージョン管理システムのGitで使う、ファイルの各バージョンを管理するデータベース)は、直感的な変更管理機能や、共同でコーディングを行うプロセスの簡素化のために用意した多くの機能を利用して、プロジェクトを一元管理できる場所を開発者に提供する。

 Gitの中央リポジトリはプロジェクト全体のソースコードを保持する。データセンター管理者もGitHubを使って、オープンソースのデータセンター自動化プロジェクトを進め、世界中の管理者がそのコードを改良したり、自社のインフラに合わせて実装するための出発点として利用したりできる。

 この記事では、データセンター運用チームがどのような分野でGitHubを利用して、特定の社内チームや大きなITおよびデータセンターコミュニティーの力を借りられるかを示す例を幾つか紹介する。

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