フラッシュストレージで活性化、ファイバーチャネルは生き残れるか技術革新がなおも継続中

ファイバーチャネル(FC)ストレージの時代はまだ終わっていない。さまざまな業界アナリストによる市場調査の結果を見ると、FCストレージはまだ広く使用されており、ゆっくりと減少しているようだ。

2016年01月25日 12時00分 公開
[Carol SliwaTechTarget]

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Fibre Channel | SSD | SAN | ストレージ


3種類の接続形態 米Crehan Researchのストレージ調査予測。参考:「SSDで再ブレイク、ファイバーチャネルがいまだ健在である理由」《クリックで拡大》

 ファイバーチャネル(FC)は終わったという記事がまた出てきている。市場調査によると、FCによるストレージ相互接続はゆっくりとした減少傾向にあるものの、まだテクノロジーの墓場に葬られてはいない様子だ。前編「SSDで再ブレイク、ファイバーチャネルがいまだ健在である理由」に続き、FC市場の今後を読み解く。

 ストレージネットワークの動向を追っている米調査会社Dell'Oro Groupの予測では、2019年までの年平均減少率はFCスイッチポートで3%、サーバとストレージ間の接続とI/O処理を提供するホストバスアダプター(HBA)のFCポートで7~8%になる見通しだという。また、米Crehan Researchの予測では、2019年までの年平均出荷減少率は、FCスイッチ、HBAポートともに5%としている。2008~2014年の実際の減少率は2%だった。

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