2016年03月13日 07時00分 公開
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徹底レビュー:口うるさいベテランも驚く2-in-1「ThinkPad Yoga 260」の心地よさまさにこれぞThinkPadクオリティ(3/3 ページ)

[Jerry Jackson,TechTarget]
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評価用機材の構成

 ThinkPad Yoga 260の最小構成価格は989ドル(ただし、米国販売モデル)だが、TechTargetがレビューに使用したのは、上位構成で価格は約1362ドルのモデルだ(こちらも米国販売モデル)。レビューに使用したモデルの構成は普通の生産的なタスクには十二分だが、最小構成モデルも同じことがいえる。なお、TechTargetがレビューしたThinkPad Yoga 260の上位構成モデルでは、CPUに電源効率の高い「Core i7-6500U」を採用している。

OS 64ビット版 Windows 10 Pro
ディスプレイ 12.5型、解像度1920×1080ピクセル、10点同時対応タッチパネル、IPS方式
CPU Core i7-6500U(2.50GHz/最大3.10GHz、2コア4スレッド、3次キャッシュメモリ4MB)
グラフィックスコア HD Graphics 520(CPU統合)
システムメモリ DDR4-2133MHz 8GB
データストレージ 256GB M.2 SSD(Serial ATA 6Gbps接続)
無線LAN Intel Dual Band Wireless-AC (2×2) 8260、Bluetooth 4.1
内蔵カメラなど 720p HD Webカメラ、デュアルアレイマイク
内蔵バッテリー 4セルリチウムイオンバッテリー(44Wh)

 レビューに使用したモデルは、容量256GBのSSD(接続はSerial ATA 6Gbps)を搭載していて快適だった。Windowsの起動時間は短く、アプリケーションのインストールや起動も短時間でできる。

 ThinkPad Yoga 260はビジネス向けでゲーム向けのノートPCではない。とはいうものの、CPUのCore i7-6500Uに統合したグラフィックスコアの「HD Graphics 520」は、カジュアルゲームやYouTubeアカウントにプロモーションビデオをアップロードするときに必要なビデオトランスコーディング性能に優れている。

ベンチマークテスト結果

「PCMark8 Home」(Accelerated)によるWindows 8の一般的な作業(Webサーフィン、動画のストリーミング、ドキュメントの作成、ゲームのプレイなど)に関する全体的なシステムの総合スコア。値が高いほどパフォーマンスが高い(写真=左) 「PCMark8 Work」(accelerated)によるWindows 8で業務関連生産タスクを実行したときの総合的なシステムパフォーマンススコア。値が高いほどパフォーマンスが高い(写真=右)《クリックして拡大》
「3DMark 11」によるゲームプレイにおけるグラフィックスコアの総合的なパフォーマンススコア。値が高いほどパフォーマンスが高い(写真=左) 「3DMark Fire Strike」でDirectX 11対応ゲームプレイにおけるグラフィックスコアの総合的なパフォーマンススコア。スコアが高いほどパフォーマンスが高い(写真=右)《クリックで拡大》
「wPrime」によるCPU処理能力の比較。スコアが低いほどパフォーマンスが高い、単位:秒(写真=左) 「CrystalDiskMark」によるストレージドライブのパフォーマンススコア(写真=右)

発熱とノイズ

 省電力のCPUと静かなSSDのおかげで、ThinkPad Yoga 260は使用中に熱くなったり、うるさくなったりすることはない。複数のベンチマークテストを実行して、ハードウェアに負荷を掛け続けた後でも、キーボードとClickPadの温度は、それぞれ27.7度と28.3度だった。ベンチマークテストの実行中も筐体の底面が33.3度を上回ることはなかった。ノートPCの左側にある通気孔をふさがなければ、通常の使い方をしているときにThinkPad Yoga 260が熱くなることはない。

バッテリー持続時間

「PowerMark」ベンチマークテストによる標準の4セルバッテリーを使用したバッテリー持続時間の測定。スコアが高いほどバッテリーの持続時間が長い《クリックして拡大》

結論

 ThinkPad Yoga 260は堅牢な2-in1 PCだ。軽量なWindowsノートPCでありながらタブレットの利便性を兼ね備えており、ビジネスシーンで重要な役割を果たすのは間違いない。

 ThinkPad Yoga 260が備えているビジネスに欠かせない全ての機能を搭載し、1000ドル以下で買える2-in-1 PCを見つけるのは至難の業だ。ThinkPad Yoga 260の欠点は、可もなく不可もないバッテリー持続時間、驚くほど幅広のベゼル、大人の手には細すぎるペンだろう。

 エントリーレベルの構成を購入すると、1366×768ピクセルという低い解像度に失望する可能性が高い。だが、TechTargetがレビューした解像度1920×1080ピクセルのマルチタッチパネルは優秀だ。Core i7シリーズのCPUとSSDを搭載した上位構成の価格は高くなる。だが、このアップグレードに追加の費用を投入しても、生産性の向上によってその費用は回収できるだろう。

 価格、持ち運びやすさ、耐久性、セキュリティ、アクティブペンによる入力、搭載するインタフェースを考えると、ThinkPad Yoga 260は、間違いなく現在市販しているビジネス向けの2-in-1 PCで最高のモデルだろう。もう少しバッテリー持続時間が長ければ言うことない。だが、最小構成価格が1000ドルを切るビジネス向けノートPCに全てを詰め込むことは難しい。

長所

  • ビジネスクラスのボディ品質
  • 高スペックなのに非常に薄くて軽い
  • キーボードとTrackPointの制御が優れている

短所

  • バッテリー持続時間はもう少し長いのが望ましい
  • 大人の手には細すぎるペン
  • ベゼルの幅が広い

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