「AWSに見劣りしない」は本当?
DisneyがGoogleクラウドを選んだ理由とは(1/2 ページ)
「Amazon Web Service」が依然としてトップを走る一方、「Google Cloud Platform」も大きな成長を見せ、ユーザー企業が再検討するほど魅力的な機能を備えるようになっている。
Googleはパブリッククラウド市場へのコミットメントを強め、多数の新機能を追加している。これには競合他社と肩を並べ、一部の面で優位に立とうという狙いがある。
Google主催のユーザーカンファレンス「GCP Next 2016」では、Alphabetの幹部社員であるエリック・シュミット氏、スンダー・ピチャイ氏、ダイアン・グリーン氏が「Google Cloud Platform」のメリットについて代わる代わる力説した。同社は、セキュリティ、ネットワーク、マルチクラウド管理、機械学習、分析に関する新機能を展開している。
Forrester Researchでシニアアナリストを務めるデーブ・バルトレッティ氏によると、Googleはパブリッククラウド市場への参戦は遅れたものの、2つの方法で後れを取り戻そうとしているのが見て取れるという。1つは、セキュリティ、アクセス管理、キーの暗号化ツールにおける後れを取り戻そうとしている。もう1つは、コンテナオーケストレーションや機械学習などのツールによって、競争で優位に立とうとしている。
「Googleが完全に追い付き、ユーザー企業が真剣に検討するようになるには、もう数年の歳月が必要になるだろう。しかし、クラウド市場で前進しようとするコミットメントには期待できる。Googleが目的を達成するには、“ただ新しいモノを作る”だけでなく、パートナーのエコシステムを拡大し、企業がオンプレミスのワークロードをクラウドに移行する支援を提供しなければならない」(バルトレッティ氏)
ダイアン・グリーン氏は、2015年12月にGoogleのクラウド部門を引き継いだ後、初めて大々的に姿を見せた。そして、Googleが企業の取り込みに苦戦しているという評価への反抗を試みた。
「Googleは、企業の役に立つものを“全て”そろえている。それは、世界中のあらゆる規模の企業にサービスを提供し、役立ててもらえるものだ」(グリーン氏)
具体的な数値は示さなかったものの、「主要なコンピューティングサービスやストレージサービスが“大幅な成長”を遂げている」とグリーン氏は発言している。その一方で、Googleの「Google Container Engine」は同社の仮想マシンサービスをしのぐ勢いで成長し、使用量は90日ごとに倍増している。
2015年、Googleの親会社であるAlphabetが設備投資として99億ドルを費やした結果、Googleは同社のクラウドプラットフォームで326箇所を改善している。2016年3月末には、Googleはオレゴンと東京に新たなデータセンターリージョンを開設している。2017年末までには、さらに10カ所を追加する予定だ。
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