そのアプリとデータはどこにある? クラウドでも“場所選び”が重要になる理由AWSとAzureのリージョン選定は入念に

AWSやAzureなどのパブリッククラウドにとって、所有するデータセンターの数は競争の重要な要素だ。ただし、各クラウドのリージョンは単純に比較できるものではない。

2016年04月28日 15時00分 公開
[David LinthicumTechTarget]
AWSのリージョン間接続(参照:AWSとIBM SoftLayerのネットワークを比較 仕組み、特徴の際立つ違いとは)《クリックで拡大》

 クラウドコンピューティングの世界において、リージョンは「アプリケーションとデータが存在する物理的な場所」を指す。大抵の場合、企業のIT部門はクラウド事業者の選択に加えて、クラウドリソースを配置する場所を選ぶ必要がある。そのためには入念な計画が必要となる場合もある。

 リージョンについて理解しなければならない理由は十分にある。まず、リージョンの選択次第では、IT管理者はデータの国外持ち出し(この場合はリージョン外への持ち出し)を規制する法律に抵触しかねない。またネットワークレイテンシが各リージョンのパフォーマンスに与える影響について、アプリケーションの構成や要件の観点から検討する必要がある。

ITmedia マーケティング新着記事

news119.jpg

ネスプレッソ幹部に聞く「マーケティングとサステナビリティーは両立可能か?」
Marketing DiveはNespresso USAでマーケティング担当バイスプレジデント兼サステナビリテ...

news028.jpg

生成AI活用の成否を決める「プロンプトエンジニアリング」 知っておくべきポイントとは?
マーケティング領域で進む「AIシフト」に取り残されないため、どうすればいいのか。今回...

news124.jpg

マーケティングを「リアルタイム」に進化させるために何から始めればいい?
2024年9月に米ラスベガスで開催されたBrazeの年次イベント「Forge 2024」の会場で、同社...