MicrosoftがMacクライアントを初めてフルサポート
MicrosoftがMac版「Skype for Business」のプレビュー版公開、なぜ今?
Microsoftは、Macユーザー待望の「Skype for Business Mac」プレビュー版を発表した。同製品は3つの段階に分けて順に公開される予定だが、どのような機能が付く予定なのだろう。
Microsoftがユニファイドコミュニケーション(UC)基盤製品「Skype for Business Mac」プレビュー版を発表したことは、企業の間にAppleの「Mac」デバイスが浸透している表れであり、Macユーザーを重視するMicrosoftの姿勢を示している。
Microsoftは先週、同社のブログで希望者を対象にSkype for Business Macプレビュー版の配布を開始すると発表した。同社によれば、正式版の一般公開は2016年第3四半期になる予定だという。Skype for Business Macプレビュー版に関心のある人は、「Skype for Business Preview」のWebサイトで登録すると招待を受けられる。
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できる「ユニファイドコミュニケーション」
Microsoftのスポークスパーソンのケイティー・フォアサン氏によると、Skype for Business Macは下記の3段階に分けてリリースする。
- 第1段階:Web会議機能
- 第2段階:インスタントメッセージ(IM)機能と連絡先リスト
- 第3段階:テレフォニー機能
これらの段階が準備でき次第、各プレビュー版を提供する予定だ。
Microsoftが「Lync」を「Skype for Business」というブランド名に変更してから1年あまりになる。今回は、それ以降初めてのMac用クライアントアプリケーションとなる。
Microsoftは、コンシューマー版の「Skype」ユーザーが使い慣れている操作性を目指すと同時に、エンタープライズに必要なセキュリティとコンプライアンス、IT管理機能も提供する。今回のプレビュー版は、「Microsoft Exchange」に接続する「Microsoft Outlook」のスケジュール表で会議を表示する機能や、250人と会話できる機能が含まれる。また、クリック1回で会議に参加する機能やビデオの全画面表示、コンテンツ表示、画面共有、ミーティング中のチャット、他のユーザーの招待なども可能だ。
職場におけるMacの増加
つい最近まで、職場でMacを使うといえば、高度なデザインプログラムの利用を必要とする場合が中心だった。Constellation Researchのアナリスト、アラン・レポフスキー氏はそう話す。「企業におけるAppleの勢力範囲は、クリエイティブ分野中心だったかつての状況から大きく拡大している」と同氏は話す。
レポフスキー氏はまた、「Microsoftのモバイル向けオフィスアプリケーション『Office Mobile』が3億4000万ダウンロードを突破したのには、AppleのモバイルOS「iOS」版が寄与している」と述べる。この数字はGoogleのモバイルOS「Android」デバイスへのダウンロードも含めた合計だが、これはMicrosoftが「Windows」以外にも対象を広げる姿勢が支持されていることを示している。Skype for BusinessもiOSとAndroidを合わせて約9億ダウンロードに達している。
「Mac用のSkype for Businessを待ち望んでいるユーザーも大勢いるはずだ」(レポフスキー氏)
「Skype for Business Macは何年も前から待ち望まれており、今回のプレビュー版は大きな進歩だ」とNemertes Researchでアナリストを務めるアーウィン・レイザー氏は話す。同氏によると、MicrosoftがMacクライアントをフルサポートするのはこれが初めてだという。Microsoftは通常、MacユーザーにはWebクライアント版の利用を促してきた。だがWebクライアント版のSkype for Businessは制限があり、Web会議機能や利用分数、ピアツーピア機能が限定される。
「今回、Microsoftは何度も繰り返してきた約束をようやく果たすことになる。それは、Macユーザーをサポートし、Macの二流市民扱いをやめることだ」(レイザー氏)
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