ID/パスワード認証にまつわるさまざまな課題を一気に解決する可能性を秘める「フェデレーション」とは何か。その仕組みとメリットを整理する。
連載第1回「“パスワードがない世界”が目前でも『パスワード使い回し』が大問題になる理由」では、ID/パスワード認証(以下、パスワード認証)が抱える問題を整理した。エンドユーザー側の問題として単一パスワードの使い回し、オンラインサービス側の問題としてパスワード保管時の不備を指摘。さらにパスワード認証を含め既存の認証技術が抱える利便性の問題を挙げた。
こうした問題を解決する手段として第1回で紹介したのが「フェデレーション」(認証連携)だ。今回は、このフェデレーションを詳細に理解するために、プロトコルやトークンといったフェデレーションの実現技術、フェデレーションの導入方法を説明する。
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認証情報の盗難やフィッシング攻撃が横行するなど、セキュリティの主戦場となりつつあるのがアイデンティティーだ。しかし現状では、多くの組織でIT環境やアイデンティティーが分散、断片化しており、セキュリティリスクが高まっている。
認証情報を悪用する攻撃が増加したことで、確実な本人確認の手段として、多要素認証の採用が急速に拡大した。ただ、近年はパスワードレス認証の台頭やデバイスの多様化などを受け、多要素認証にさらなるアップデートも求められている。
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