あらゆるアプリを賢くする人工知能(AI)の限界、それでも熱視線が集まる理由誇大広告を冷静に見極める目が必要

人工知能(AI)システムが大いに注目を集めている。AIをどう導入すればビジネスに効果的か、それを理解することは企業にとって緊急の課題となっている。

2016年08月04日 12時00分 公開
[Ed BurnsTechTarget]
Watson IBMは「Watson」の日本語版APIを公開している(画像はIBMのWebサイトより)《クリックで拡大》

 アドバンストアナリティクス分野(統計解析、データマイニングなどの高度な分析)において、人工知能(AI)は2016年大注目のトレンドの1つとなっている。だが今日提供されているAI技術は、多くの人々が想像するAIとは異なるかもしれない。

 データマネジメント教育組織のDataversityが2016年7月中旬に開催したオンラインイベント「Smart Data Online」では、AIアプリケーションは今後、サービスとして提供されるインテリジェントなアプリケーションになるとの指摘が相次いだ。例えば、小売り業者がIBMのPaaS(Platform as a Service)サービス「IBM Bluemix」を通じて、同社のAIエンジン「Watson」をベースとする顧客サービスチャットボットを設置するといった具合だ。Microsoftのクラウドサービス「Microsoft Azure」も同様のAIサービスを提供している。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...