コロケーション市場は競争が激化し、プロバイダー各社は新機能追加でしのぎを削っている。IT担当者が特に注目すべき新サービスとして、クラウド接続関連サービス、自然エネルギー関連サービスなどを紹介する。
自社でデータセンターを持つ代わりにコロケーションを利用する企業が増えている。コロケーション施設には、コスト削減やデータセンター業務の負担軽減、障害復旧計画の充実というメリットがある。
コロケーション市場は急成長しており、451 Researchのデータによると、2015年のコロケーションサービスの売上高は過去最高の270億ドルに達したという。米国市場の競争は特に激しく、カナダのStructure Researchのデータセンター&クラウドマーケットインテリジェンス担当リサーチディレクターを務めるジェーブズ・タン氏によると、シリコンバレー、ダラス、シカゴ、ニューヨーク&ニュージャージー、ノーザンバージニアの5地域では飽和状態になっているという。
業界が成熟する過程で合併・買収が進むのは自然な成り行きだとタン氏は話す。最近の動きとして、CenturyLinkはLevel 3 Communications買収資金を獲得するために、所有する全てのデータセンターポートフォリオを売却する計画だ。
「20社ほどの主要プロバイダーが健全な速度で買収を進めていけば、顧客の多くの要求に応えられる地理的スケールを確保できるようになる」(タン氏)
厳しい競争と活発な動きを背景に、コロケーション事業者は従来のホスティングサービス以外にさまざまな手を打って差別化を図っている。新規顧客を獲得する手段の1つは、新しい機能やサービスを提供することだ。そうした新トレンドを3つ紹介する。
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