Googleが各種クラウドサービスをビジネス向けに一新し、多くの注目を集めた。このニュースには、将来的に大きな利益をもたらす動きも隠れている。その1つが新しいコンサルティングサービスプログラムだ。
Googleは各種のクラウドサービスを「Google Cloud」として一新し、さまざまな事業部門を1つにまとめた。これには「Google Cloud Platform」(GCP)、「G Suite」と改名された一連のアプリ、機械学習ツールとAPI、クラウドに接続するGoogleデバイスなどが含まれる。さらに同社は「Customer Reliability Engineering」(CRE:顧客信頼性エンジニアリング)というコンサルティングサービスプログラムの提供も開始した。このプログラムに参加する顧客の数は少ないものの、このサービスは並外れた反響をもたらす可能性を秘めている。
CREは、さまざまなIT運用プロセスについてベンダーが有償で顧客の相談に乗る一般的な専門サービスの契約とは異なる。また新しい機能を開発するために先進的な企業とパートナー契約を結ぶことも目的としていない。このサービスは、信頼性の確保に真摯に取り組むことに重点を置いている。特筆すべきは、このサービスでは利用料が発生しない点だろう。
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