米Googleが自社のIaaS「Google Compute Engine」でWindows Serverの利用を可能にした。この動きは、GoogleのDaaS提供の布石となるのか?
米Amazon Web Services(以下、AWS)と米Googleがそれぞれクラウドサービスの料金を値下げして話題となる中、Googleはさらに、同社Infrastructure as a Service(IaaS)の「Google Compute Engine」で実行できる仮想マシンOSのリストに、米Microsoftの「Windows Server 2008 R2」を追加すると発表した。
Windows Serverの追加は、GoogleがDesktop as a Service(DaaS、クラウド型仮想デスクトップサービス)の提供に乗り出すとことを意味しない。もっとも、MicrosoftやAWSを相手に戦っている企業であれば、少なくともGoogleのDaaS提供の可能性を考えているだろう。その点を深く追求する前に、まず基本的な状況を確認しておこう。
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