Windows 10 Anniversary EditionでIT部門が悲鳴を上げる理由特選プレミアムコンテンツガイド

リリースから1年がたち、安定稼働までこぎつけた「Windows 10」。2016年8月2日にリリースされた「Windows 10 Anniversary Edition」ではWindows 10にあったバグの多くを改善した一方で、別の問題があった。

2017年01月20日 12時00分 公開
[TechTargetジャパン]
Windows 10 Anniversary EditionでIT部門が悲鳴を上げる理由

 新世代の「Windows」が登場すると、個人ユーザーは積極的に導入する一方で企業ユーザーは導入に消極的になる。IT的好奇心が旺盛な個人ユーザー、特にパワーユーザーは新しいOSに導入した新しい機能をいち早く試してみたい。その結果、今使っているシステムに不具合が生じたとしても受けるダメージは限定的だ。一方でシステムを安定して動かすことが最優先の企業ユーザーは、新しいOSの新しい機能を試すより、今動いているシステムに問題を及ぼす可能性を避けることを何より優先する。

 Windows 10でも、この「新しい機能」と「今動いているシステムに及ぼす影響」のはざまで企業ユーザーは右往左往している。この傾向はWindows 10が登場して1年たったタイミングでMicrosoftが公開した「Windows 10 Anniversary Update」でも同様だ。

 PCベンダーの多くが新製品を投入する新しいフォームファクタ“2-in-1”の使い勝手を最適化する新機能の導入を急ぎたい理由がある。一方で、Windows 10 Anniversary Updateの導入でグループポリシー設定の一部を利用できなくなる問題が発生するなど、導入の是非で悩みは尽きない。

 企業ユーザーはWindows 10とWindows 10 Anniversary Updateを導入すべきか否か。その答えをTechTargetジャパンの記事で探ってみる。

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