「Skype for Business Online」が、音声ソフトウェアまたはPSTN(公衆交換電話網)を使って外部の固定電話と通信できるようなった。このことは企業にとってどのような意味があるのだろうか。
2011年10月にMicrosoftはSkypeを買収した。これにより「Skype for Business」を同社の主要UC(ユニファイドコミュニケーション)製品にすることに成功した。そして「Skype for Business」は、オフィススイート「Office 365」と統合することで新機能を追加し、世界のあらゆる規模の企業に適した製品になりつつある。
クラウド経由で提供される「Skype for Business Online」は、Skype以外の通信手段と音声ソフトウェアまたはPSTN(公衆交換電話網)を使って通信するためのサポートを開始した。この機能により、企業はオンプレミスのPBXと同様に、Skype for Business Onlineで通話の発着信が可能になった。これは、企業にとってどのような意味があるのだろうか。
本稿では、Skype for Business Onlineが持つ機能の詳細と、PSTNをサポートし外部の音声通話と統合可能にする狙いについて解説する。
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