高度化するデータ侵害に“やられっ放し”の医療現場がやっと対策を本格化セキュリティ投資は倍増へ(1/2 ページ)

2015年は大規模な医療データの侵害があった。2016年は破壊的なランサムウェア攻撃が目立った。そして2017年、医療現場のサイバーセキュリティは巻き返しを見せるかもしれない。

2017年03月16日 12時00分 公開
[Shaun SutnerTechTarget]

 サイバー犯罪者によるデータ侵害が広がり恐怖と混乱が増す中、医療現場のITのサイバーセキュリティには明らかな進歩の兆しが見られると専門家は語る。

 医療現場のITセキュリティは、金融や製造など他の業界と比較して長い間資金不足に悩まされていた。だが、この状況は大きく変化している。こう指摘するのは、調査会社Ponemon Instituteの創設者兼会長、ラリー・ポネモン氏だ。

 情報セキュリティとプライバシーの専門家である同氏は「医療機関では、2018年にはセキュリティ予算の倍増が予測される。セキュリティ対策の準備が不十分な多くの医療機関は、相当なリソースを投入することになるだろう。2017年、金融サービス企業はサイバーセキュリティへの投資を4〜5%増やしている。だが、医療機関のITセキュリティ予算の増額率はその倍で、10%を超える見込みだ。医療機関にとって2017年は巻き返しの年になる」と語る。

2016年のサイバーセキュリティに関する厳しい現実

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news079.jpg

狙うは「銀髪経済」 中国でアクティブシニア事業を展開する企業とマイクロアドが合弁会社を設立
マイクロアドは中国の上海東犁と合弁会社を設立。中国ビジネスの拡大を狙う日本企業のプ...

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。