いまだに誤解される「クラウドコンピューティング」、忘れがちな真の意味とは?クラウドとは場所のことではない

「クラウドコンピューティング」という用語の誤用が原因で、この技術に関する誤解が生じている。クラウドとは場所ではなく、ITサービスをもっとアジャイルに設計する手段を指すことを忘れてはいけない。

2017年05月11日 12時00分 公開
[Mark MayTechTarget]

 ほぼどんな企業でも、IT部門のノートPCの少なくとも1台に、こんなステッカーが張ってあるのを見かけることがある。「クラウドなど存在しない。それは単なる他人のコンピュータにすぎない」。これは人を笑わせるにはうまい言葉かもしれない。だがそれは別として、これほど真実と懸け離れた言葉もない。

 米国立標準技術研究所(NIST)が定めるクラウドコンピューティングの定義にこだわるとすれば、クラウドにはオンデマンドのセルフサービス、広範なネットワークアクセス、リソースの集積、迅速な弾力性、測定されたサービスという5つの特性がある。以上の項目では場所について言及していないことにお気付きだろうか。

ITmedia マーケティング新着記事

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...

news098.jpg

イーロン・マスク氏がユーザーに問いかけた「Vine復活」は良いアイデアか?
イーロン・マスク氏は自身のXアカウントで、ショート動画サービス「Vine」を復活させるべ...

news048.jpg

ドコモとサイバーエージェントの共同出資会社がCookie非依存のターゲティング広告配信手法を開発
Prism Partnerは、NTTドコモが提供するファーストパーティデータの活用により、ドコモオ...