LG Electronicsの「LG G6」はアスペクト比18:9ディスプレイを搭載したフラッグシップモデルのスマートフォンだ。Samsung Electronicsの「Galaxy S8」と比較して、使い勝手はどうだろうか。
LG Electronicsが2017年の同社のフラグシップモデルとしてリリースした「LG G6」に備わっている3つの特徴により、LG G6は過去のモデルと一線を画す仕上がりとなっている。1つは、18:9のアスペクト比を実現した5.7型のQHD+ディスプレイ。もう1つは、異なる焦点距離の13MP広角レンズを搭載した背面デュアルカメラ。そして3つ目の特徴は、本体がアルミニウムのフレームを採用したガラス仕上げになっていて、ベゼルが極薄であることだ。
ところが、LG G6には、Qualcommの「Snapdragon 821」が搭載されている。Snapdragon 821はパワフルだが、Qualcommが提供する最上位プロセッサではなく、フラグシップに近いとされるスマートフォンに適したプロセッサだと考えられている。それから、ソニーが2015年に発売した背面カメラのセンサーとCorningの「Gorilla Glass 3」が搭載されている。前者はミッドレンジのデバイスで採用されているもので、後者は前モデルの「LG G5」で採用されていたものより1世代古い保護層だ。LG G6の全体的な印象はとても良い。Samsung Electronicsの「Galaxy S8」に真っ向から勝負を挑める機種であることは間違いない。パワーという点ではGalaxy S8に及ばないが、価格は手ごろだ。
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