好みの端末を使えるようにしたり、モバイルアプリを優先して導入したりするだけで「モバイルファースト実践企業」を名乗ってはいないだろうか。見落としがちな観点を整理する。
“モバイルファースト実践企業”の実態はお寒い限り(TechTargetジャパン記事「徹底レビュー:注目の『iPhone 6 Plus』、買って幸せになる人と持て余す人の分かれ目」より)《クリックで拡大》
「自社はモバイルファーストを実践している」と多くの企業が考えているが、現実にそうである企業は少ない。
モバイルファースト戦略は、従業員に携帯電話を与え、モバイル通信に支出し、BYOD(私物端末の業務利用)ポリシーを採用すれば実現するほど単純ではない。それは単にモバイル端末を許容しただけだ。モバイル端末向けにアプリケーションを構築し、展開している企業も多くない。単に市販のソフトウェアを導入しただけのところがほとんどだ。
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