GoogleのApple化が進む HTCのPixelチーム買収で生まれる新スマホを予想MSのSurface戦略とも意外な共通点(1/2 ページ)

GoogleがHTCの一部を買収するという発表があった。これはAcqui-hire(買収による人材の獲得)だという。Googleは何のために人材を獲得したのだろうか? 販売数拡大ではないGoogleの真の成長戦略を探る。

2017年10月05日 05時00分 公開
[Brian HolakTechTarget]
画像 目指すのは販売シェア拡大、ではない

 2017年9月、Googleはスマートフォンやスピーカー、その他のデバイスを含む自社のハードウェアビジネスを強固にし、拡大する目的でデバイスメーカーであり長きに渡るパートナー企業であったHTCのPixel開発チームを11億ドルで買収すると発表した。

 この提携に関するGoogleの意図を額面通りに受け取れば、Googleが「楽しい」デバイス体験を提供することを請け合い、Appleのような企業になろうとしているようだ。

 Googleのハードウェアの上級副社長であるリック・オスターロー氏は「Googleのハードウェアビジネスはまだ初期段階だ」と話している。「私たちは中核的な機能の開発に焦点を置いている。それはGoogleの傑出したソフトウェア、例えば『Googleアシスタント』と、熟考を重ねて設計されたハードウェアを組み合わせることによってこれまで出来なかったことを実現することだ。言い換えれば現在のGoogleでなければ実現できない、そして楽しい体験を人々に提供する製品を製造していく」

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