「Alexa」「Google Home」で注目、音声アシスタント市場はどこまで広がる?AIを搭載すれば複雑な質問にも答える(1/2 ページ)

スマートホーム、コネクテッドカーなど、モノのインターネット(IoT)が音声認識技術と連携すると、ディスプレイを必要とするデータ入力の制限から解放されるだろう。

2017年10月31日 05時00分 公開
[Linda RosencranceTechTarget]
Amazon Echo 音声認識機能付きスピーカー「Amazon Echo」《クリックで拡大》

 多くの人々がモノのインターネット(IoT)製品を話題とするだけでなく、IoT製品へ話しかける人も増えつつある。音声入力技術は、例えば「Alexa、照明をつけて(Alexaは「Amazon Echo」で利用されている音声アシスタントの名前)」といった、一般消費者の用途だけではなく、産業での用途においても重要な要素となりつつある。現場では、作業者が機械に話しかけることでハンズフリー通話が可能となり、少なくとも作業の手を止める必要がなくなる。

 しかし、音声入力技術は、今までIoT製品で見過ごされていた分野である。というのも、IoTが主にデータに関するものであると一般的に思われているからである。Strategy Analyticsの企業およびIoTリサーチ専務取締役、アンドリュー・ブラウン氏はそう述べた。

 「エンドポイントからデータを取得し、多種多様な形でデータを分析し、その後分析したデータに基づいてアクションを実行します。それが一般的な進め方です」(ブラウン氏)

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