IBM、MicrosoftのAIを搭載したBoxにIT担当者が夢中になる理由機械学習やワークフローを強化

Boxは人工知能(AI)と機械学習の技術を導入した新たな機能を提供する。ユーザーは、スマート検索オプションや、カスタマイズしたコンテンツを表示するフィードを利用できるようになる。

2017年11月29日 05時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]
「Box Skills」 「Box Skills」のWebサイト《クリックで拡大》

 ファイル共有サービスを提供するBoxは、コンテンツ管理ツールに機械学習テクノロジーを新たに導入し、ユーザーのコンテンツからインテリジェントな洞察を得られるよう支援する。

 Boxは毎年恒例の「BoxWorksカンファレンス」で、幾つかの新サービスを発表した。「Box Skills」は、表示コンテンツや音声コンテンツを検索できるだけでなく、それらのコンテンツに関する情報も簡単に表示できる。「Box Feed」は機械学習を使って特定ユーザー向けにコンテンツをキュレート(情報を集め、整理し、新しい視点を提供)する。そして「Box Relay」の新機能は従業員のワークフロー効率化を目指している。カンファレンスでは、これらの機能が参加者の興味を引き付けた。

 「しかるべきときにしかるべき場所にいる特定の人々に物事を中継しようとしていたところだったので、人工知能(AI)を組み込んだBoxに出会えたのはよかった」と話すのは、Barnhardt Manufacturing Companyでビジネスシステムエンジニアを務めるライアン・フォルツ氏だ。

Box Skillsの仕組み

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...

news186.jpg

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...