Redgate Softwareの「SQL Prompt」最新版では、SQLコードの“におい”(!)を分析し、問題箇所を指摘するという。SQL Promptとはどのようなツールなのか。
今、職務の一環としてSQLのコードを書く開発者が増えているという。例えば、組織で働く開発者の75%がアプリケーションとデータベースの両方を担当しているという調査結果もある。
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一部のコミュニティーで、このような(SQLコードを書いた経験の乏しい開発者が担当せざるを得ないという)苦境が議論されている。パフォーマンス、信頼性、メンテナンスの問題につながる恐れがあるからだ。
この問題を解決する試みとして、Redgate Softwareが発売しているツール「SQL Prompt」の最新バージョン(バージョン9)には、入力の途中で、「コードのにおい」と呼ばれるものを検出し、コードを自動的に分析する機能が追加された。入力している間に、そのコードに関する既知の問題や落とし穴を開発者に通知するというわけだ。
「コードのにおい」は通常、バグとはいえない。技術的に間違っているわけではなく、現時点でプログラムが機能しなくなっているわけでもないからだ。そうではなく、設計が貧弱なために開発の遅れにつながったり、将来のバグや失敗のリスクを増加させたりする恐れのある箇所を提示する。コードのにおいが悪臭であれば、それは技術的負債につながる要因の指標となる。
このツールはにおいの検出機能だけでなく、即効性のあるソリューションも実装しているとRedgateは主張している。また、IntelliSenseスタイルのコード補完機能も搭載しているため、これも生産性向上に寄与すると盛んにアピールする(それも早口で)。
SQL Promptの生産性に関する情報操作(もとい、機能)には、チームメンバー全員を同じベストプラクティスのルールに従わせる機能も含まれている。開発者は、SQL Promptに含まれるライブラリから、採用したい分析ルールを選択できる。
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