ITの重要性は飛躍的に高まり、その役割もインフラの拡大とともに増大している。データが業績に直接結び付くようになり、IT部門は新しい業務を担わなければならなくなっている。ITの責任者は、現状の責務を果たすのも難しいにもかかわらず、新しい業務を引き受けることになる。このように責務が増えることで、ITストレージ担当者は将来の雇用展望は安泰だと考えるかもしれない。ただし、ESGの実際のデータは、その逆を示している。
調査に参加したストレージ意思決定者のうち、今後もストレージが他とは一線を画す職域としてとどまり、クラウド、CIやHCI、SDSといった新しいテクノロジーが職務に与える影響はないと考えているのはわずか12%だった。つまり、多くのITストレージ担当者は、こうした次世代テクノロジーを脅威に感じていることになる。そのため、ITの重要性は高まっているにもかかわらず、ITを支える担当者は将来を懸念している。この一見矛盾するような2つの傾向の裏には、何があるのだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「非常時にピザ1枚無料」のデータがドミノ・ピザのマーケティングに生む好循環とは? CMOに聞く
2024年10月にDomino'sのチーフブランドオフィサーからエグゼクティブバイスプレジデント...
AI搭載は「もう売りにならない」──「Marketing Dive」2025年予測【前編】
広告費が世界で1兆ドルを超える中、マーケターは多くの課題に直面している。不透明な規制...
Xがアルゴリズム変更へ イーロン・マスク氏が優遇したい投稿とは?
Xは新たなアルゴリズムアップデートで「情報的かつ娯楽的」なコンテンツに重点を置いてい...