SSDの「オーバープロビジョニング」とは? 仕組みとメリットを解説性能向上や長寿命化に効果

SSDの「オーバープロビジョニング」を設定すると、使用可能な容量は少なくなるものの、それを補って余りあるメリットが期待できる。

2018年07月12日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
画像

 SSDの一定領域を余剰領域として確保する「オーバープロビジョニング」は、SSDを制御する「SSDコントローラー」専用に、SSDの領域の一部を確保する。この領域(以下、オーバープロビジョニング領域)はOSからは全く見えない。平均的なSSDの場合、オーバープロビジョニング領域の容量は、通常であれば全容量の約7%だ。

 オーバープロビジョニングを有効にすると、SSDの利用可能な容量が少なくなり、1GB当たりのコストが高くなる。結果としてストレージ領域を犠牲にすることになるため、その必要性に疑問を抱く人もいるだろう。

 実はオーバープロビジョニングの主目的は、書き込み操作のパフォーマンス向上にこそある。

オーバープロビジョニングがパフォーマンス向上に効果

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...

news040.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。