SSDの「オーバープロビジョニング」とは? 仕組みとメリットを解説性能向上や長寿命化に効果

SSDの「オーバープロビジョニング」を設定すると、使用可能な容量は少なくなるものの、それを補って余りあるメリットが期待できる。

2018年07月12日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
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 SSDの一定領域を余剰領域として確保する「オーバープロビジョニング」は、SSDを制御する「SSDコントローラー」専用に、SSDの領域の一部を確保する。この領域(以下、オーバープロビジョニング領域)はOSからは全く見えない。平均的なSSDの場合、オーバープロビジョニング領域の容量は、通常であれば全容量の約7%だ。

 オーバープロビジョニングを有効にすると、SSDの利用可能な容量が少なくなり、1GB当たりのコストが高くなる。結果としてストレージ領域を犠牲にすることになるため、その必要性に疑問を抱く人もいるだろう。

 実はオーバープロビジョニングの主目的は、書き込み操作のパフォーマンス向上にこそある。

オーバープロビジョニングがパフォーマンス向上に効果

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