SSDの「オーバープロビジョニング」を設定すると、使用可能な容量は少なくなるものの、それを補って余りあるメリットが期待できる。
SSDの一定領域を余剰領域として確保する「オーバープロビジョニング」は、SSDを制御する「SSDコントローラー」専用に、SSDの領域の一部を確保する。この領域(以下、オーバープロビジョニング領域)はOSからは全く見えない。平均的なSSDの場合、オーバープロビジョニング領域の容量は、通常であれば全容量の約7%だ。
オーバープロビジョニングを有効にすると、SSDの利用可能な容量が少なくなり、1GB当たりのコストが高くなる。結果としてストレージ領域を犠牲にすることになるため、その必要性に疑問を抱く人もいるだろう。
実はオーバープロビジョニングの主目的は、書き込み操作のパフォーマンス向上にこそある。
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