Nimbus Dataは新しい100T(テラ)BのSSD製品「ExaDrive DC100」を発表した。他のエンタープライズSSDと比較して、消費電力が少なく、耐久性が高く、読み書き性能のバランスが良いという。
フラッシュメモリストレージを開発、販売するNimbus Dataが発表したSSD製品「ExaDrive DC100」は、大容量ストレージを必要とするサービスやデバイスをターゲットにしている。例えばデータセンターやクラウドインフラ、オブジェクトストレージ、センサーデータを集約するデバイス(エッジコンピューティングデバイス)などだ。
Nimbus Dataによれば、ExaDrive DC100は他のエンタープライズSSDと比較して、消費電力が少なく、耐久性が高く、読み書き性能のバランスが良いという。
同社のCEO、トム・イサコビッチ氏によると、ExaDrive DC100を独立したドライブ(スタンドアロンドライブ)として販売する。その他、後日公開するパートナーやOEMからも提供するという。容量50TBの「ExaDrive DC50」の出荷も予定しており、こちらもExaDrive DC100同様の性能、具体的には読み取りと書き込みともに10万IOPS(※注)を実現する予定だ。
※編集注:IOPSは記憶装置が1秒当たりに処理できるI/Oアクセス数。これが高いほど高性能といえる。
ExaDrive DC50とExaDrive DC100(以下、ExaDrive DCシリーズ)の出荷は2018年夏になる予定だ。このSSDは、3.5インチでサーバやストレージシステムのHDDと同じSATA規格を使用して取り付け可能だ。MLC(マルチレベルセル)の3D NANDフラッシュを搭載する。イサコビッチ氏は、HDDからSSDへの移行が容易になるという理由から、このクラスのSSDのインタフェースとして「3.5インチタイプのSATA規格が理想的だ」と述べる。
同氏は、大容量SSDが必要とされる理由について次のように語る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
カラオケ業界が直面するデータ増に対応すべく多くのストレージを試し続けた結果、4社27台の製品のメンテナンスに悩まされていたエクシング。この問題を解消すべく、同社は大容量かつコスト削減効果に優れた、新たなストレージを導入した。
メインフレームにおけるデータソート処理は、システム効率に大きく影響する。そこで、z/OSシステムおよびIBM Zメインフレーム上で稼働する、高パフォーマンスのソート/コピー/結合ソリューションを紹介する。
ECと通販システムを統合したパッケージの開発と導入を事業の柱とするエルテックスでは、事業の成長に伴いデータの容量を拡大する必要に迫られていた。そこでストレージを刷新してコスト削減や可用性の向上などさまざまな成果を得たという。
CPUやGPUの性能向上に伴い、データセンターでは今、発熱量の増加にどう対応するかが課題となっている。特に高密度なサーバ環境では、従来のファンやヒートシンクに頼るだけでは熱管理が難しい。こうした中、企業が採用すべき手段とは?
中堅・中小企業の中には、IT担当者が社内に1~3人しかいないという企業も少なくない。そのような状況でも幅広い業務に対応しなければならないIT担当者の負担を減らす上では、ファイルサーバをアウトソーシングすることも有効だ。
データの多様化と肥大化が加速 ファイルサーバ運用は限界? 見直しのポイント (2025/4/8)
Hyper-Vは「次の仮想化基盤」になり得るのか 有識者の本音を聞く (2025/3/14)
「生成AI」の自社運用に“ちょうどよいサーバ”の賢い選び方 (2025/3/12)
クラウドストレージは便利だけど検索性が課題? 東急建設の解決策は (2025/2/25)
AI時代のデータ活用を阻む「ストレージ」の壁 悩める運用担当者の救世主とは? (2025/1/21)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...