Googleは、サードパーティーベンダーとの関係を改善し、同社のテクノロジーを企業に浸透させようと、Google Cloud Platformエコシステムの拡大を模索している。
クラウドベンダーの成功を測るには、そのベンダーが関係を保持する企業を見るのが一番だ。
パブリッククラウドプロバイダーとそのパートナーのエコシステムとは共生関係にある。こうしたエコシステムによってマーケティングとテクノロジーの利便性が融合し、その巨大なプラットフォームと、提供する多数の製品が結び付く。このような仕組みによって、Amazon Web Services(AWS)はエンタープライズ市場に深く浸透し、Microsoftはクラウド参入以前のパートナーシップをクラウドでの収益向上につなげている。
ただし、Googleはこうした関係の育成途上にある。
Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)は数々の分野でAWSの「Amazon Web Services」(AWS)とMicrosoft「Microsoft Azure」に後れを取っている。パートナーのエコシステムとの関係の深さや広がりにおいても、その立場に変わりはない。このことはかなり深刻な問題点で、同社は従来の企業IT部門との親密な関係よりもそのテクノロジーに関心を集める会社と見られている。だが、Googleはこの問題に対処する兆しを見せている。
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