「Amazon Web Services」(AWS)にVMwareの仮想環境を構築できるサービスが、AWSの東京リージョンで利用可能になった。ワークロードのクラウド移行やハイブリッドクラウド環境での仮想デスクトップの運用などを容易にする。
ヴイエムウェアは2018年11月12日、クラウドサービス「VMware Cloud on AWS」の国内での本格提供を開始した。VMware Cloud on AWSは、VMware製品による仮想環境をクラウドサービス群「Amazon Web Services」(AWS)で構築可能にするサービス。オンプレミスの仮想環境と同一の運用をクラウドでも実現できるため、クラウド移行やハイブリッドクラウド環境での運用を迅速に実現できる点が特徴だ。
2017年の米オレゴンでの提供開始以来、VMwareは米ノースバージニア、英ロンドン、独フランクフルトなどにあるAWSのリージョン(データセンター群)にVMware Cloud on AWSの提供エリアを広げ、今回東京リージョンでの提供開始にこぎ着けた。VMwareによれば、これまでに導入企業はグローバルで数百社になっており、日本でも電気通信事業者のケイ・オプティコムなど、10社ほどが試験導入済みだ。
東京リージョンでのサービス提供開始に当たり、VMwareのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は「当社製品を利用する日本の顧客が、いかに迅速にAWSの利用を進められるかに焦点を当てた」と説明する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
コカ・コーラが腸活炭酸飲料市場に参入 新たな“ソーダ戦争”を勝ち抜くマーケティング戦略は?
健康志向の高まりにより、消費者は「より健康的な選択肢」を求めるようになっている。こ...
生成AIの活用、意外と進んだマーケティング部門と進まない営業部門 どうして差が生じた?
HubSpot Japanが実施した「日本の営業に関する意識・実態調査2025」のポイントを、記者説...
Webサイト改善のゴール(KGI)と戦略(KPI)の決め方
連載第2回目となる今回は、Webサイト改善のためのゴール(KGI)と戦略(KPI)の設定方法...