クラウドサービスのユーザー企業にとって、VPNをクラウドベンダーの相互接続サービスに置き換えることには、明確なメリットがあるという。それはどのようなものなのか。
クラウドコンピューティングの段階的な導入は、戦略として間違っていないと考えてよいだろう。段階的に導入を進めることで、企業やIT部門のスタッフは、アプリケーションやデータアクセスの変化に対処しやすくなるからだ。ただしネットワークの点から見ると、この移行方法にはコストがかかる。
企業は早い段階から、安価で迅速な導入が可能なVPN(仮想プライベートネットワーク)をIaaS(Infrastructure as a Service)へのアクセスに利用してきた。当時は、オンプレミスのインフラからIaaSへワークロード(システム)を移行させるのに、VPNで十分だった。だが現状は、高速なデータ伝送速度を必要とし、遅延の影響が大きいワークロードをクラウドへ移行する段階にきている企業が少なくない。この段階までくると、標準のVPNでは十分とはいえなくなる。
最適解はどこにあるのだろうか。その答えが、クラウドベンダーが提供する相互接続サービスだ。
相互接続サービスは、データ伝送速度を確保し、遅延を抑えるだけのものではない。それ以外に、現在のネットワーク管理者が直面する、幾つかの問題も解決する。以下、相互接続サービスの3つのメリットを紹介しよう。
広告クリエイティブ制作後の確認をAIが支援 サイバーエージェントが「極予測やりとりAI」を提供開始
広告主企業との確認作業を効率化。当日入稿・当日配信も可能になるという。
世界の業務アプリ導入数は1社当たり平均93、日本は最少の35――Okta調査
業務アプリの利用動向に関する年次調査の結果です。
「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。