多くの企業がRPA(ロボティックプロセスオートメーション)に象徴される自動化を取り入れようとしている。IT管理者が失業を回避するためには、自動化を先取りする必要がある。どうすればいいのか。
ギリシャの哲学者ヘラクレイトス(訳注)の格言に「人生で唯一不変のもの、それは変わることだ」がある。この格言は間違いなくIT管理者の人生にも当てはまる。IT管理者は、現在監視しているIT環境の管理要件と、絶え間なく変わるテクノロジーの展望に後れを取ってはならないという要件との間でバランスを取っている。
訳注:紀元前540年ごろ~紀元前480年ごろの人物。「万物は流転する」が有名だが、本人の著作(の現存部分)にこの言葉はない。
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テクノロジーの展望が絶えず変わるとしたら、専門家として先を見越してそのような変化に備えるのは難しい。では、管理者の将来の役割とはどのようなものだろう。専門家として時流に後れを取らないようにするには何を知っておけばよいだろう。
まず大きな変化が起きていることを理解することが重要だ。変化するのは、プライベートクラウドやパブリッククラウドなど、テクノロジーの種類だけはない。そうしたテクノロジーを管理/利用する方法も変わる。
「ポイントしてクリックする」グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を使用してシステム管理作業を実行する時代は終わりが近づいている。こうした手法でITインフラスタックを操作するのは時代遅れだと考えられるようになっている。
少し大げさだが、「同じことを2回手作業で行うのなら、そのやり方は間違っている」といわれる。多くのMicrosoftアプリケーションのセットアッププロセス全体を「Windows PowerShell」スクリプトにエクスポートして、ほぼ全てのプロセスの繰り返しを簡略化するオプションが登場したことで、こうした考え方が強まった。
これは大きな流れの一端にすぎない。
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