「ハイブリッドクラウド」は「ハイブリッドIT」「マルチクラウド」とどう違うのか?クラウド戦略の根幹

マルチクラウドとハイブリッドクラウドには明確な違いがある。両者の概念を理解した上で、クラウドをどのように採用するのが適切かを検討する必要がある。

2019年04月18日 05時00分 公開
[John FrueheTechTarget]
画像

 クラウドコンピューティングは、リソースを手軽に調達し、そのリソースのプロビジョニング(配備)と運用の自動化を実現する。企業のIT部門はクラウドを適切に活用することで、変化するビジネスニーズに素早く対処できるようになる。IT部門がその戦略を成功させるためには、クラウド戦略を明確に定義する必要がある。もはや問題は、クラウドを利用するかどうかではなく、どのようにクラウドを利用するかに移っている。

 クラウドの主要な選択肢になるのは、「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」といったパブリッククラウドだ。既存のデータセンター内でプライベートクラウドを構築する際は、VMwareやOracleといったベンダーが販売するクラウド関連製品を運用環境に取り入れる。この2つのクラウドをどのように扱うかは、企業のIT戦略の大枠を左右する重要な要素だ。

ハイブリッドIT、マルチクラウド、ハイブリッドクラウドの違い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...