ビール大手がMicroStrategy製BIの社内普及に役立てた「自然言語クエリ」とは?「BI」×「自然言語クエリ」のメリット【前編】

ビジネスインテリジェンス(BI)ツールに自然言語技術が搭載されていれば、従業員にとっての「使いやすさ」のハードルが大幅に下がる可能性がある。飲料大手Hijos de Riveraの事例から、その実力を探る。

2019年06月18日 05時00分 公開
[George LawtonTechTarget]
画像

 ビジネスインテリジェンス(BI)ツールにおける自然言語クエリ機能には、ユーザーインタフェース(UI)を改善する一連の技術が含まれている。こうした技術のおかげでユーザーは、音声やテキストによる自然言語を使って、クエリの生成やデータの探索、洞察の獲得、洞察に基づく対処ができるようになる。

 自然言語クエリ機能は人工知能(AI)技術を使って強化され、洞察の精度が改善する可能性がある。自然言語処理(NLP)技術を会話分析や感情分析などのバックエンドデータ分析に適用することも同様に、洞察の精度を向上させるだろう。会話分析は、顧客サービスや従業員間でのやりとりを評価するのに役立つ。感情分析は、ソーシャルメディアから利用者の意見をまとめるのに役立つ場合がある。

 自然言語クエリ機能を使うと、次のようなメリットがある。

従業員にとってシンプルに使いやすくなる

 スペインビールの「Estrella Galicia」(エストレージャ・ガリシア)を扱う大手飲料メーカーHijos de Rivera(イホス・デ・リベラ)は、MicroStrategyの同名BIツールを導入し、早くから自然言語クエリ機能を利用している。これは、第一線で働く従業員がBIツールを利用しやすくするためだ。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...