2019年06月25日 05時00分 公開
特集/連載

ハイブリッドクラウドは“異種混合”と“同種混合”のどちらを選ぶべき?コスト、手軽さ、スキル、何を重視する

主要クラウドベンダーがオンプレミス分野で製品を投入し、「ハイブリッドクラウド」を構成するモデルとして「異種混合モデル」と「同種混合モデル」が登場している。その長所と短所について説明する。

[David Linthicum,TechTarget]
画像

 ハイブリッドクラウドといえば、オンプレミスに導入したソフトウェア群をパブリッククラウドと連携させる構成が一般的だった。だがパブリッククラウドベンダーがオンプレミス向けのアプライアンス製品を提供し始めたことで、ハイブリッドクラウドを構成する選択肢が広がっている。ユーザー企業はパブリッククラウドと同じソフトウェアスタックを自社のデータセンターに導入し、ハイブリッドクラウドの環境を運用できるようになっている。

 ハイブリッドクラウドのアーキテクチャとして「異種混合モデル」(ヘテロジニアスモデル)と「同種混合モデル」(ホモジニアスモデル)という2つのモデルが存在する。それを踏まえ、コスト、パフォーマンス、管理の容易さの点から自社に適したモデルを見つける必要がある。

 異種混合モデルは、異なる複数のパブリッククラウドとプライベートクラウドで構成される。例えば「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」の2つのパブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせる。プライベートクラウドを構築する製品としてはVMwareによるプライベートクラウド構築製品や、オープンソースでは「OpenStack」「Apache CloudStack」などがある。

 Microsoftの「Azure Stack」、AWSの「AWS Outposts」、Googleの「Anthos」(旧「Cloud Services Platform」)などは、同種混合モデルに分類される。これらを利用したハイブリッドクラウドでは、オンプレミスとパブリッククラウドで同じソフトウェアを利用する。主要クラウドベンダーがこうした製品を提供することで、同種混合モデルのハイブリッドクラウドが勢いを増す可能性がある。

どちらのモデルを選択すべきか

ITmedia マーケティング新着記事

news158.jpg

「リベンジ消費」は限定的、コロナ禍以前の状態に完全に戻ると考える人はわずか25%――野村総合研究所調査
コロナ禍が収束した場合の生活者の消費価値観や生活行動はどうなるのか。野村総合研究所...

news176.jpg

Teslaが成長率1位、LVMHグループ5ブランドがランクイン 「Best Global Brands 2021」
毎年恒例の世界のブランド価値評価ランキング。首位のAppleから10位のDisneyまでは前年と...

news056.jpg

「巣ごもり消費」で選ばれるブランドになる「シャンパンタワー型コミュニケーション戦略」のすすめ
「巣ごもり消費」はPRをどう変えたのか。コロナ禍における需要喚起に有効なB2C向けの統合...