アプリケーションストリーミングは、アプリケーション仮想化手法の一つだ。アプリケーション更新作業を簡略化したり、ライセンス料を削減できたりする可能性がある。しかし利用には注意も必要だ。
「アプリケーションストリーミング」は、サーバにあるアプリケーションをクライアントにストリーミングして実行する、アプリケーション仮想化手法の一つだ。主要な製品には、「Windows 10」環境でストリーミングされたアプリケーションを利用できるようにする、Microsoftの「Application Virtualization」(App-V)がある。
IT担当者はアプリケーションストリーミングを採用すると、アプリケーションの管理負荷を軽減できる可能性がある。ただしストリーミングするアプリケーションのトラブルシューティングは、IT担当者にとって難しい場合がある。トラブルの原因が多岐にわたるからだ。
条件によってはライセンスコストが節約できることが、アプリケーションストリーミングのメリットだ。デスクトップ仮想化のように、アプリケーションが仮想デスクトップのベースイメージにデフォルトでインストールされるわけではないため、IT担当者がアプリケーションをストリーミングするまで、アプリケーションのライセンス消費がない。またアプリケーションストリーミングは、システムイメージのストレージ使用量を最小限に抑えることにも役立つ。
クライアントでアプリケーションを最新の状態に保つための、更新作業を軽減することもできる。アプリケーションを更新する際は、サーバ側で更新して、その差分をクライアントへストリーミングすれば済むからだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。