アプリケーションストリーミングの長所と注意すべき点ライセンスコストが節約できる可能性も

アプリケーションストリーミングは、アプリケーション仮想化手法の一つだ。アプリケーション更新作業を簡略化したり、ライセンス料を削減できたりする可能性がある。しかし利用には注意も必要だ。

2019年07月15日 05時00分 公開
[Stuart BurnsTechTarget]
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 「アプリケーションストリーミング」は、サーバにあるアプリケーションをクライアントにストリーミングして実行する、アプリケーション仮想化手法の一つだ。主要な製品には、「Windows 10」環境でストリーミングされたアプリケーションを利用できるようにする、Microsoftの「Application Virtualization」(App-V)がある。

 IT担当者はアプリケーションストリーミングを採用すると、アプリケーションの管理負荷を軽減できる可能性がある。ただしストリーミングするアプリケーションのトラブルシューティングは、IT担当者にとって難しい場合がある。トラブルの原因が多岐にわたるからだ。

IT担当者にとってのメリットは

 条件によってはライセンスコストが節約できることが、アプリケーションストリーミングのメリットだ。デスクトップ仮想化のように、アプリケーションが仮想デスクトップのベースイメージにデフォルトでインストールされるわけではないため、IT担当者がアプリケーションをストリーミングするまで、アプリケーションのライセンス消費がない。またアプリケーションストリーミングは、システムイメージのストレージ使用量を最小限に抑えることにも役立つ。

 クライアントでアプリケーションを最新の状態に保つための、更新作業を軽減することもできる。アプリケーションを更新する際は、サーバ側で更新して、その差分をクライアントへストリーミングすれば済むからだ。

アプリケーションストリーミングの注意点

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