HDD業界大手のWestern Digital(WD)が、ソフトウェア定義ストレージの開発を可能にするオープンソースイニシアチブを立ち上げた。その狙いは、動画のように変更が比較的少ない大容量の非構造化データを、現在よりも大幅にコストを抑えて格納できるようにすることにある。
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この「ゼタバイト規模」のストレージを支えるアーキテクチャは、大容量だがパフォーマンスの低いメディアが主体になるだろう。例えば、SMR(Shingled Magnetic Recording) HDDやZNS(Zoned Namespace) NVMeフラッシュなど、シーケンシャル書き込みを利用するメディアだ。
Western Digitalがこのイニシアチブを立ち上げた主なきっかけは、大量の非構造化データを利用するワークロードの増大だ。こうした非構造データは、書き込まれるのは一度だけだが、その後は何度もアクセスされる。同社が主として想定するのは動画コンテンツだが、ビッグデータ、モノのインターネット(IoT)コンテンツも同じカテゴリーに入ると考えている。
今回のソフトウェア定義ストレージイニシアチブは「ZonedStorage.io」と称されている。その鍵となるプロセスは、スタックの上位でI/Oのシリアル化を可能にし、SMR HDDやZNS NVMeフラッシュの容量を活用できるようにすることだ。
SMR HDDは、記録トラックが重なり合う。
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