住宅ローン会社American Pacific Mortgageは、遠隔地で働く従業員をサポートするFuzeのクラウドUCツールを導入した。働き方をより柔軟にして、コストを減らすことが目的だ。
働き方を新しく柔軟なモデルに変えるなら、遠隔地で働く従業員が最高の仕事をしながらも、会社のサポートを受け、会社とつながっていると感じることを優先する必要がある。多くの企業にとってその鍵となるのが、「ユニファイドコミュニケーション」(UC)だ。
働き方を柔軟なモデルに変えると、新たな課題も生まれる。企業はますます労働力が分散していく傾向がある。こうした企業にとって、UCによって従業員のワークフローを最適化することが重要になる。
住宅ローンを手掛けるAmerican Pacific Mortgageで情報サービス部門のバイスプレジデントを務めるミシェル・ブッシュマン氏は、クラウドUCツールを提供するFuzeが主催する「Flex Summit 2019」でTechTargetのインタビューに答えて、柔軟性の高い働き方への移行と、同社の働き方改革を支援するクラウドUCツールについて語った。
―― 貴社は将来の働き方をどのように定義していますか。
ミシェル・ブッシュマン氏(以下、ブッシュマン氏) American Pacific Mortgageでの勤務当初から、クラウド戦略を推し進めてきた。現在試みているのは、融資の担当者や融資の専門知識を有する従業員がいつでも、どこでも、どのデバイスでも安全にツールを利用できるようにすることだ。
2015年ごろ、当社は遠隔地で働く従業員の雇用を本格的に探り始めた。市場が変化していたため、コストを削減する方法にも目を向けていた。そこで、本社で働く従業員を調査し、自宅で働くことに興味があるかどうかを問い掛けることにした。
新しい世代は確実に、柔軟な働き方を求めていた。当社はこうした要望に応える必要があった。だが本社オフィスに関連するコストもある。そのため、この両面を検討することになる。
ここ数年、住宅ローン業界は多忙を極めている。そのため、当社が事業をする地域で保険業者や住宅ローンに詳しい人材を確保するのは、非常に困難だった。そこで当社の市場を拡大して、人材競争がそれほど激しくない他の州で人材を雇用することで、非常に優秀な人材を獲得できるようにした。
―― 働き方の柔軟性を高めるために、どのようなツールを検討しましたか。
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