「IaaS」を合法的に安く利用するために確認すべきこととはIaaS契約で後悔しない6つのチェックポイント【後編】

IaaSには各種割引制度がある一方で、コンプライアンスの落とし穴もある。契約の際に確認しておきたいポイントを説明する。

2019年09月05日 05時00分 公開
[George LawtonTechTarget]
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 IaaS(Infrastructure as a Service)の契約時は、企業は複雑な契約書の内容について、自社の状況を踏まえて確認しなければならない。前編「IaaSの『解約時違約金』『パフォーマンス低下』を避ける契約時のコツ」に引き続き、IaaSを契約するときに確認すべきポイントを説明する。

継続利用に伴う割引契約

 企業を対象とする割引契約の利用は、IaaSの長期的な継続利用を考えている大企業にとって適したアプローチになる。

 クラウドベンダーは一般的に、IaaS契約で2つの条件を満たすことと引き換えに割引している。1つ目は、そのIaaSを一定期間使い続けることを確約すること。2つ目は、リファレンスカスタマーとして、サービスの評価や利用事例の公開に同意することだ。

 このような割引を受けるには、1〜3年といった一定の期間にわたって、同じIaaSを利用し続ける必要がある。

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