変圧器製造のダイヘンが「エッジコンピューティング」導入 年1800時間を削減「エッジコンピューティング」事例集【前編】

「エッジコンピューティング」は企業にどのようなメリットをもたらすのだろうか。変圧器メーカーのダイヘンが工場にエッジコンピューティングを導入した事例から探る。

2019年09月25日 05時00分 公開
[Linda RosencranceTechTarget]
画像

 「エッジコンピューティング」は、データが発生する場所の近くでデータ処理をする。「エッジ」は、ユーザー側のネットワークの終端であり、データを生み出すさまざまなデバイスが稼働している。

 機械学習などの人工知能(AI)技術やモノのインターネット(IoT)技術と掛け合わせることで、エッジコンピューティングはビジネスモデルを一変させる可能性を秘めている。具体的には、次のようなメリットを企業にもたらす。

  • データ分析速度の向上
  • ビジネスプロセスの改善
  • データ伝送における遅延の低減

 調査会社Gartnerの予測によると、オンプレミスまたはクラウドの中央集約型のデータセンターではなく、エッジで処理されるデータは、現在の約10%から2025年に約75%まで拡大する。

 どのような場面で、どのような理由でエッジコンピューティングが必要になるのだろうか。まずは日系企業であるダイヘンが工場でエッジコンピューティングを導入した事例を紹介する。

ダイヘンが工場に導入したエッジコンピューティングとは

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

髫エ�ス�ス�ー鬨セ�ケ�つ€驛「譎擾スク蜴・�。驛「�ァ�ス�、驛「譎冗樟�ス�ス驛「譎「�ス�シ驛「譏懶スサ�」�ス�ス

製品資料 エヌアイシー・パートナーズ株式会社

コンテナ基盤を最短4時間で構築、AI時代に最適な次世代データ基盤の実力とは?

AIなどによるデータドリブンなアプローチが主流となり、データ基盤にはコンテナネイティブな環境への対応が求められている。こうした中、コンテナ基盤を最短4時間で構築でき、大幅なコスト削減も期待できる、次世代データ基盤が登場した。

プレミアムコンテンツ アイティメディア株式会社

大容量SSDが“100TB超え”でHDDを置き去りにした日

SSDは高速なだけでなく、大容量化でもHDDを凌駕(りょうが)し始めている。100TB超のSSDが登場する今、ストレージ選定の常識はどう変わるのか。

製品資料 株式会社ネットワールド

すぐ役立つ&初めてでも安心 「NetAppの教科書」決定版

データ環境の急変は、企業のストレージ課題を複雑化させている。性能や拡張性、データ保護、分散環境の一元管理、コスト最適化など、自社の課題に合わせた製品・サービスをどう見つければよいのか。それに役立つ製品ガイドを紹介したい。

技術文書・技術解説 エフサステクノロジーズ株式会社

フラッシュアレイ選びのヒント:最小限のダウンタイムでデータ移行できる製品は

フラッシュアレイ導入を検討する際、既存のリモートストレージデバイスからのデータインポートは気になる点の1つだ。そこで本資料では、最小限のダウンタイムでデータ移行できるフラッシュアレイ/ハイブリッドアレイ製品を紹介する。

製品資料 エフサステクノロジーズ株式会社

初級解説:中小規模向け「フルSSD」&「ハイブリッドストレージ」の実力

近年、企業に蓄積されるデータが爆発的に増加しており、新たなストレージシステムへのニーズが高まっている。そこで、中小規模のニーズをカバーする、フルSSDおよびSSD/HDDハイブリッドのシンプルなブロックストレージを紹介する。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...