「Windows Virtual Desktop」登場で「Mac」「Chromebook」が爆売れする?デバイス多様化へ向かう流れ

「DaaS」を中心とした新たなトレンドにより、企業はデバイスの多様な選択肢をエンドユーザーに提供できるようになった。主要なトレンドを紹介する。

2019年10月15日 05時00分 公開
[Jack MaddenTechTarget]
画像

 仮想デスクトップをサービスとして提供するDaaS(Desktop as a Service)と、ノート型デバイス「Chromebook」や「MacBook」、さらにはタブレット「iPad」は、ぴったりの組み合わせだ。これらのデバイスはいずれも、それ自体の成熟度が高いだけでなく、アプリケーション仮想化やデスクトップの仮想化と組み合わせることが可能だ。この組み合わせを生かせば、企業はエンドユーザーに対して多様なデバイスの選択肢を提供しやすくなる。

Mac、Chromebookの導入を促進するトレンド

 「リモートのWindowsデバイスで稼働するアプリケーションやデスクトップを、Windows以外のOSを搭載したデバイスで利用できるようにする」という考え方は、新しくはない。この考え方は常に、リモートコンピューティング(遠隔のデバイスからコンピューターを利用する仕組み)の“中心原理”となってきた。特にオンプレミスのVDI(仮想デスクトップインフラ)またはDaaSと、Chromebookを組み合わせるという考え方に基づいて、これまでにベンダーが他社との提携などの取り組みを進めてきた。

 現在、幾つかの動きがこの考え方に新風を吹き込んでいる。主要なトレンドを紹介しよう。

トレンド1.「Windows Virtual Desktop」の登場

ITmedia マーケティング新着記事

news024.png

「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news090.jpg

GoogleがZ世代のローカル検索でInstagramやTikTokに敗北 なぜこうなった? これからどうなる?
Googleは依然として人気の検索サイトだが、ことZ世代のローカル検索に関しては、Instagra...

news056.png

DE&Iに関する実態調査 「公平」と「平等」の違いについて認知度は2割未満
NTTデータ経営研究所がNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施...